お風呂はリラックス空間
お風呂は体を洗うだけの設備ではなく、リラックス空間でもあります。せっかくリフォームするなら、身も心もリラックスできるような空間を目指しましょう。
たとえば、大きさです。0.75坪と1坪の浴室では、浴槽の中で足が延ばせるかどうかの違いがあります。内法で約40cmの差しかありませんが、このたった40cmの差が毎日を快適にしてくれます。お風呂をリフォームする際には、洗面所などを含めた広い範囲で、プランを工夫してみましょう。
また、お風呂を日あたりの良い場所へ移動したり、庭やバルコニーに向かって開放的な作りにするなども検討してみると良いでしょう。
お風呂はお手入れが簡単なものを選ぶ
お風呂は水廻り設備のなかでも汚れやすい場所です。お手入れを怠ると、すぐに湯垢やカビで汚れてしまいます。このため、お風呂のリフォームでは、お手入れのことを十分に考慮しておく必要があります。
汚れの原因となるカビの発生を抑え、汚れがつきにくい素材を選択したり、換気がしっかりと行える作りにすることが重要です。
最新のシステムバスの中には、排水口の髪の毛やゴミが簡単に捨てられたり、カビが生えやすかったドアのパッキンが無くなっていたり、鏡に水あかのこびりつきを防ぐコーティングがしてあったりします。自動洗浄装置がついてこすり洗いが要らない浴槽もあります。各メーカーが競い合う様にして掃除のしやすさの工夫を凝らしていますので、最新のモデルをよく確認しておきましょう。
安全性も考慮しておこう
浴室は裸になり利用する場所ですから、浴室内での事故には十分気をつけましょう。リフォームの際には、床の段差は無くす、滑りにくい床材を選ぶ、体勢を変える場所には手すりを取り付けるなど、十分に安全対策をしておきましょう。
また、温度差による急激な体調変化であるヒートショック現象にも十分気をつけましょう。脱衣所には小型ファンヒーターを設置する等して、温度差をなくすようにすることがポイントになります。脱衣所にファンヒーター用の電源を確保しておくだけでも違ってきます。