葺き替え
屋根の葺き替えとは
既存の傷んだ屋根や古くなった屋根を撤去し新しい屋根材に替える施工を葺き替え工事といいます。
葺き替えのメリット
既存の屋根を葺き替える事で下地の野地板やルーフィング等も同時にメンテナンスする事ができるため、長期的に見るとメンテナンス等の費用を抑えるほか、家屋への負担も抑えます。
カバー工法
屋根のカバー工法とは
既存の傷んだ屋根や古くなった屋根の撤去を行わずに既存屋根の上から新しい屋根材を重ねて葺く工法をカバー工法といいます。
二重構造になるため耐熱性に優れ防水性も上がります。しかし、屋根が二重になることにより重量は大きくなります。
カバー工法のメリット
費用を抑える他、既存の屋根材の上から重ねて葺くため施工期間を短く終わらせることができます。
屋根材の比較
屋根材は大きくわけて4つの素材に分類されています。素材にはそれぞれ特徴があり家の構造や屋根の仕様により選択をする必要があります。
スレート系
主な屋根材:コロニアル
屋根用の薄い板瓦のこと。スレートとは「粘板岩」のことです。天然の粘板岩を使った「天然スレート」と人工の無石綿セメントを使った「化粧スレート」があります。
化粧スレートのことを「コロニアル」と呼ぶこともあります。安価で軽量(瓦の5分の1)でいろいろな色が選べます。
金属系
主な屋根材:ガルバリウム鋼板
代表的なガルバリウム鋼板の他にもアルミ、ステンレス、チタニウムなどたくさんの金属が製品化。
粘土系
主な屋根材:和瓦・洋瓦
粘土を焼いて仕上げる瓦は、日本ではもっともポピュラーな屋根材です。
セメント系
主な屋根材:モニエル
コンクリート瓦。代表的な屋根材としてはカラーベスト系やモニエル系で防音性に強いという特徴がある。