アラミド繊維とエポキシ樹脂による基礎補強
鉄の5倍の引張強さを持つアラミド繊維を、樹脂の中でトップクラスの接着力を誇るエポキシ樹脂で、基礎のコンクリート表面に接着固定させます。劣化・クラック(ひび割れ)被害が生じたコンクリートの基礎補強や基礎補修を行う特殊な工法で、その高い信頼性から公共工事にも用いられています。エポキシ樹脂の補強効果は半永久で、短期の施工が可能です。また、他の補強・補修工法に比べてローコストです。
基礎への施工イメージ図
エポキシ樹脂と強化繊維シートを塗布・張り付けることで基礎を強固にし、大切なお住まいを守ります。
樹脂と強化繊維は大変相性がよく、樹脂が本来持っている接着力に、鉄の数倍の引っ張り強度を持つ強化繊維を併用すると、その相乗効果で、被覆された構造物の耐力を格段にアップさせることができます。このような優れた工法がハイブリッド工法です。
身近な例としてはサーフィンボード。この素材は発泡スチロールですが、ガラスクロスと樹脂で被覆することにより、波の強大な衝撃にも耐える強度を得ています。その他、橋脚や高速道路などの公共工事などにも数多く用いられています。